宇宙環境は想像以上に過酷だ。
人類が最高のテクノロジーを駆使しても
ようやく宇宙空間で生かしてもらえる
神の領域・・
そんな中、自然自体を
宇宙船や月面基地に持っていくなんて
夢のまた夢。
日帰りで宇宙に行く時代ならまだしも
これからは数ヶ月、数年、いやもっと長く
滞在する未来が待っている。
人類が宇宙に長期滞在する際、
自然は全てフォログラフィーや
バーチャルリアリティーの世界でいいのだろうか?
虚像で人間の心は満たされるものだろうか?
ふと、疑問に思った。
植物
最近、自宅のアトリエが殺風景で
長時間、棍を詰めて作業している
せいか、疲れがたまっていた。
ホームセンターでついに
観葉植物を購入。
部屋の緑に癒され、
植物も一緒にいるのが
嬉しそうで、気づかずうちに
自分が孤独感を所持してたなんて
気づいて、一つ緑の効果を体感した。
自然の音
最近、部屋に持ち込む自然としては
- 観葉植物(ミリオンバンブー。ハイドロカルチャー)
- アロマ(その日の気分によって変化させます)
- 自然の音が入っているBGM
①観葉植物
私はミリオンバンブーにしました。
【ミリオンバンブー】
名前の竹からイメージできるように、
花言葉は『幸福』『開運』『長寿』
真っ直ぐ伸びることから、
仕事や健康面の運気を高める。
勉強部屋や書斎、仕事場などが置き場として最適。
笹のように細く尖った葉を上向きに伸ばすため、
陽の気を発すると言われています。
うちのアトリエにピッタシ!ありがとう来てくれて
こちらこそありがとうございます。末長くお願いします。
部屋の家相を調べて選んでも吉ですが、
お店で実際に見て、この子が家に来たがってるな
という感覚で選んだ方が信頼関係が続くと
思います。何事も相性ですから。
また、部屋に置くので衛生的な
ハイドロカルチャーで育てられれる
のもミリオンバンブーを選んだ理由です。
ハイドロはギリシャ語で「水」という意味で、
カルチャーは「栽培」。水耕栽培のことを
ハイドロカルチャーといいます。
土ではなく、粘土を高温で焼いたものや、
木炭、サンドなどの用土を利用するので、
無菌で清潔、衛生的に植物を育てること
ができます。また、有機物が原因で
発生するコバエ等の虫が、出にくい
のも嬉しいポイント。
②アロマ
忘れていけないのが部屋の香り。
私はアロなディフューザーを使っています。
仕事中、リラックスタイム、睡眠前
と香りの種類を変えたり
ブレンドしたり、量を調整したりして
気分のコントロールに使います。
③自然の音
私は普段はエレクトロニック系やオルタネイティブ系の音楽を聞きますが、
最近は自然音(せせらぎ、虫の音、雨の音、海の音 etc)
を主に聞いて、長時間集中力を維持できています。
バイオフィリップデザイン
残念ながら、職場は、緑も香りも自然音なんてありゃしない。
周囲を綺麗に維持することで環境は改善していますが、
知らず知らず疲れが蓄積して、
帰宅してようやくほっとします。
今日、たまたまバイオフィリックデザインの記事に目が止まりました。
『人間には”自然とつながりたい”という本能的欲求がある』
との概念があるそうです。
1984年に米国の生物学者エドワード・ウィルソンが
提唱し、最近になりようやく着目を浴びるようになってきました。
人間は本来、緑溢れる自然環境を好む性質がありますが
現在、人工的な環境で過ごすことが当たり前
になっています。
週末キャンプに行きたくなるのは
人間の性かもしれません。
ビルや無機質な職場環境に自然を取り入れるため
バイオフィリアの概念を反映した
くうかんでざいんの手法である
『バイオフィリックデザイン』
が役立ちます。
バイオフィリックデザインの一例として
海外企業ではGoogleやAmazon、
日本企業ではヤンマー株式会社で導入し
オフィスに観葉植物を設置し、緑地化を
積極的に取り入れています。
世界中の職場における バイオフィリックデザインの効果
についてロバートソン・クーパー社が実施した
研究結果がネットに記載されている。
結論として、
明るく、広々とした環境で働く人々は高い幸福感、やる気、生産性、創造性が上がることを示した。
- 幸福度は15%上昇
- 生産性は6%上昇
- 創造性は15%上昇
また、色について下記データが示されており
日本の職場のほとんで使われている
グレーが多用されている職場は
刺激が乏しく、生産性や創造性が
上がらない非効率な職場であることが
わかったそうです。
自然欠乏症
自然欠乏症外ってものがあるとは
最近まで知りませんでしたが、
言われてみる腑に落ちることが
誰でもあるかと思います。
『自然欠乏症外』は2005年出版された
『あなたの子供には自然が足りない』リチャード・ルー著
が提唱。
現在の都市生活は長い年月遺伝子に大きなふたんや違和感を
与えている。最近ウツ症状になる方が急増しているのも
このせいかもしれません。
医学の父であるヒポクラテスは
自然から遠ざかるほど病気に近づく
との言葉を残していたそうです。
先程のバイオフィリックデザインの考えもありましたが、
都市空間に自然を持っていくことも
効果ありますが、
本当に健康的になるには
自然の中に身を委ね、エネルギーをチャージ
することがときには大事であると考えています。
日本で自然欠乏症の対策を真剣に考えられているドクター
を知りたい方は以下を参考にしてください。
自然欠乏症候群チェックリスト
- ①日の出と日没を意識して生活している(日の出前に起床し、日没から4時間以内に消灯している)
- ②木材など自然素材の住宅に住んでいる
- ③静寂さや、自然の音などを感じやすい場所で活動している
- ④自然の香りを実感しやすい環境において活動している
- ⑤自然素材の衣服を着ていることが多い
- ⑥自分の足で歩くことが多い
- ⑦長時間の自動車運転や電車通勤(通学)をしていない
- ⑧主に自然食を摂取し、化学薬品は摂取していない
- ⑨飲料物は、自然水や有機栽培などで作られたものである
- ⑩電気毛布や電子レンジ、電磁調理器、また携帯電話やPCなどに接することは少ない
- ⑪日常的に森林浴、海水浴、日光浴などをしている
- ⑫アスファルトやタイルではなく、土や芝、砂地などの上の歩くことが多い
- ⑬一日の中で、土や砂浜、芝などの上を歩いている
- ⑭人や動物との肌の触れ合いや温もりを与え合っている
- ⑮四季を意識した食事や行事を生活に取り入れている
自然からエネルギーをチャージしよう!
宇宙に自然を持っていく!
今回、色々調査して、人間には
地球の自然環境が切っても切れない関係性
であることを再認識しました。
ただし、地上でさえ自然を維持するのに
苦労している人間が、
宇宙に自然を持っていくことなど
できるのでしょうか?
相当な難題であることがわかりました。
次回はこの可能性について調査したいと
思います。
本日もご愛読ありがとうございました。季節の変わり目ですのでご自愛ください
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