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イスラエル博物館展
こちらをご覧ください。
祝初来日!『イスラエル博物館所蔵の印象派(モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン)作品』を堪能しよう!
イスラエル博物館所蔵『印象派 光の系譜』ーモネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガンー2021年10月15日〜2022年1月16日三菱第一美術館 レッサー・ユリィ あなたの知らないモ…
東京開催(終了しました)
大阪開催(絶賛開催中)
「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」があべのハルカス美術館で2022年1月28日(金)から4月3日(日)まで開催されています。 モネ、ルノワール、ゴッホ、ゴーガン、セザンヌ――。イスラエル博物館が所蔵する印象派の巨匠の名作が、まとめて来阪しました。69点の作品のうち、59点が日本初公開です。ユダヤ系ドイツ人の画家であるレッサー・ユリィの作品4点にも、注目が集まります。
会期 | 2022年1月28日(金)〜4月3日(日) |
休館日 | 1月31日、2月7日 |
開館時間 | 火〜金:10:00〜20:00 月土日祝日:10:30〜18:00 入館は閉館30分前まで |
会場 | あべのハルカス美術館(大阪市阿倍野区阿倍野筋1−1−43 あべのハルカス16階 |
観覧料 | 一般:1,900円、大学生:1,100円、中小学生:500円 |
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プロフィール
Lesser Ury
レッサー・ユリィ
(1861ビルンバウムー1931ベルリン)
11歳の時に父を亡くし、ビルンバウムの小さな裏から一家でベルリンに移り住んだ。1879年よりデュッセルドルフのアカデミーで学び、1887年にベルリンへ帰るまでに、ブリュッセル、バリ、シュテゥットガルトと言った各都市で学ぶ。パリではボナに師事した。1889年の初めての個展は、賛否の入り混じるものだったが、メンツェルによって賞賛され、賞を受けた。その賞金によってイタリアを旅する。1893年にミュンヘンの分離派に参加し、1915年以降はベルリン分離派展に出品する。1922年、60歳を記念して開かれた大規模な展示でユリィの名声は揺るぎないものとなり、油彩のほか、パステル作品も人気となった。主に油彩で、花や生物、都市の風景を印象派に近しい技法で描き、雨の路地や夜のカフェを描いた作品は特に知られている。
初来日した作品
「イスラエル博物館所蔵 印象派・光の系譜」展で4枚の作品が日本でお披露目され、初来日にも関わらず、大人気となりました。
本作品は、夜の街頭を描いたユリィの画業後期を代表する作品の一つである。傘をさして交差点を足速に渡る通行人の視点で、ベルリンのポツダム広場を描いている。うっすらと霧がかかり、濡れたアスファルトが反射しているため、周囲は建物の概形が見えるのみである。画面右手の背景の建物は、ドームとネオン広告から「ハウス・ファーターラント」であることがわかる。ここは当初「ハウス・ポツダム」として建てられ、オフィスの他に映画館や様々なレストランが入り、中でも2階分を占めたカフェ・ピカデリーは有名だった。 20世紀最初の10年間に、ポツダム広場は、鉄道と複合施設、そして地下鉄駅を備えた新しい都市交通の中心地として発展し、トラムとバスの路線も統合された。群衆と絶え間ない喧騒は同時代の人々を魅了した。ポツダム広場はこの時代の象徴となり、文字を含む芸術作品において格好のモティーフとなった。ユリィもこの広場を様々な」視点から何度も描いている。 この作品は、1926年にアルティン・ヴァッサーフォーゲル・ギャラリーで発表され、数年後ベルリン・ユダヤ人団体美術品コレクションに収蔵された。このコレクションをもとに、1933年にユダヤ博物館が設立されるが、1938年十一月10日の同館の強制閉館に伴い、他の作品とともに没収された。1945年、旧帝国文化院の地下鉄でそれらが発見される。やがて、ベルリンのユダヤ人返還継承組織を通じて、エルサレムのべツアルエル美術館のコレクションに加えられた。
1880年代、ユリィは裁縫にいそしむじゅおせいの姿を頻繁に描いていいる。画家はこうした光景に慣れ親しんでいた。父がボーゼン(旧ブロイセン、現ポーランドのポズナン)近郊のビルンバウム(ミエンジフト)で亡くなり、母親がレッサーと二人の兄弟とともに首都ベルリンに移住せざるをえなくなったとき、彼はわずか11歳だった。母親は新天地で小さなリネン店を開き、その収入で息子たちの教育費をまかなった。ユリィは裁縫が日常的に行われていた環境の中で育った。画業の初めに、縫い物をする女性という主題に何度も立ち返った理由はここにあるかもしれない。 本作品では、若い女性いがこちらに背を向けて椅子に座り、窓から差し込む太陽の光を利用して裁縫をしている。生地は彼女の膝から流れ落ちて尾を引き、絨毯の上に折り重なっている。色彩のコントラストは構図をいきいきとさせ、光は絨毯んの赤を照らし、暗いドレスを着た女性いのシルエットを際立たせている。 本作品を含む、ユリィが1880年代末から1890年代に描かれた一連の室内画は、部屋のごく一部に焦点を当て、切り取っている点で共通している。こうした構図が親密で家庭的な雰囲気を醸し出し、そこにうたた寝をしたりといった、女性の日常的な姿が描かれている。
その他作品
イスラエル博物館所蔵の印象派展は下記をご覧ください。
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