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目次
PICASSO AND HIS TIME
ピカソとその時代ベルリン国立ベルクグリューン美術館展
2022年10月8日~1月22日
ごあいさつ
ベルリン国立ベルクグリューン美術館は、ピカソをはじめとする独自の優れたコレクションにより広く知られています。同館はベルリン国立美術館群ナショナルギャラリーに属し、その設立と名称はドイツ生まれの美術商コレクターのハインツ・ベルクグリューン(1914-2007)に由来します。彼は1948年からパリで画廊を経営しながら自分自身のために作品を集め、世界有数の個人コレクションを作り上げました。そのコレクションは1996年から、生まれ故郷であるベルリンのシャルロックテンプルク宮殿に面した歴史的建築の中で公開され、2000年にはドイツ政府とベルリン市の資金により主要部分がナショナルギャラリーに収蔵されました。2004年に現在の名称に改められたベルクグリューン美術館は、コレクションの公開と並行して数々の展覧会を開催しており、2007年にベルクグリューンが他界した後も、遺族が作品の寄託をはじめとする支援を続けています。
同館のコレクションは、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティという20世紀の4人の芸術家に焦点を当てているところに、際立った特色があります。さらに、この4人の作品を補完するものとして、彼らがいずれも私淑したポール・セザンヌと、ピカソのキュビスム時代の盟友ジョルジュ・ブラックの作品が加えられています。ハインツ・ベルグリューンの眼と情熱によって作り上げられたコレクションは、彼自身が生きた20世紀という時代の芸術のエッセンスを、ひと握りの芸術家たちの独創的な作品によって示しているのです。
ベルクグリューン美術館の改修を機に実現した今回の展覧館は、同館のコレクションから選んだ上記6人の芸術家たちの粒よりの作品97点に、日本の国立美術館の所蔵・寄託作品11点を加え、合計108点により構成されます。
本展覧館は、同館およびベルリン国立美術館群ナショナルギャラリー、ベルクグリューン家の皆様、ならびにご尽力いただいた関係各位に深く感謝するとともに、この優れたコレクションの魅力と意義が多くの鑑賞者の方々の心に響くことを切に願います。また、本展に貴重な作品をご出店くださいました他のご所蔵者および美術館の皆様、ならびにご後援、ご協賛、ご協力を賜りました関係各位にも心より御礼申し上げます。
国立西洋美術館
国立国際美術館
東京新聞
TBS
産経新聞社
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いざ美術館へ!
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上野駅から公園方面に歩いて5分
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エントランスにロダンの作品”カレーの市民”
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出ました地獄の門
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エントランス
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いらっしゃいませ!(チケット売り場近く)
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建物のちか1Fが入り口です。
序 ベルクグリューンと芸術家たち
展覧会の導入部では、美術商としてのハインツ・ベルクグリューンの活動と、美術コレクターとしての出発を、象徴的な2展の作品と関連資料によって紹介する。ベルクグリューンは第二次世界大戦後まもない時期から、パリのシテ島の一角で版画を扱う小さな画廊を営み、1950年にんセーヌ左岸の閑静なユニヴィルシテ通りへ画廊を移した。彼はそこで、20世紀美術専門のディーラーとして1980年まで活動した。
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Ⅰ セザンヌ ー近代芸術家たちの師
ベルクグリューンのコレクションには1990年代まで、フィンセント・ファン・ゴッホ、ジョルジュ・スーラ、ポール・セザンヌなど、ポスト印象派の画家たちの重要な作品が含まれていた。その大半はベルクグリューンの晩年に、コレクションの対象を20世紀美術に特化するために処分されたが、セザンヌの数展の作品だけは最後まで彼の手元に留められた。それらはコレクション全体の中で、小規模ながら印象的なプロローグを構成している。
簡潔な造形の奥に静かな情感を込めた《セザンヌ夫人の肖像》には20世紀の芸術家たちに師と仰がれたセザンヌの特質がよく表れている。
Ⅱ ピカソとブラック ー新しい造形言語の創造
ベルクグリューン美術館のピカソ・コレクションは、彼の少年期から晩年まですべての時間を網羅する120点以上の作品からなる。この展覧館では、同館のコレクションから選んだピカソ作品43点(および国立西洋美術館、国立国際美術館、国立国際美術館の所蔵作品3点)を4つの章に分けて紹介しながら、彼の芸術の変遷をたどる。
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Ⅲ 両大戦間のピカソ ー古典主義とその破壊
第一次世界大戦中から終戦後の数年間には、保守的な空気がフランスの社会に広まり、美術の世界にも「秩序への回帰」と呼ばれる傾向が強まった。そうした中で、ピカソはいち早く伝統的なものへ向かい、大戦末期から1920年代初めには、古代彫刻や個展絵画に想を得た作品を多く描いている。
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Ⅳ 両大戦間のピカソ ー女性のイメージ
この章は、1930年代後半から40年代初めまでのピカソの作品に表れた女性像の主題に焦点を当てる。1936年からピカソが個人的な関係を結んだ女性芸術家ドラ・マールは、斬新な構図によって彼女の個性を表現した《緑色の真似キュアをつけたドラ・マール》をはじめ、この時代のピカソ作品の中で強い存在感を放っている。また、1920年代後半か大胆な変形が加えられるようになっていた裸体の女性像は、彼自身の女性観や不穏な時代の空気を反映しながら、ますます多様な形式に展開していった。
Ⅴ クレーの宇宙
パウル・クレーはピカソと並び、ブルクグリューン・コレクションのもう一つの柱である。意外にも、ベルクグリューンは1936年にドイツを離れるまでクレーの作品を知らず、移住先のサンフランシスコの美術館で初めて接したという。造形的な考察とロマン主義的な想像力を融合したクレーの芸術は、それ以来、彼の愛着の対象となった。
Ⅵ マティス ー安息と活力
ベルクグリューンが「現代フランスの最も偉大な画家」と称賛したマティスは、彼のコレクションの中で、ピカソ、クレーに次ぐ重要性を与えられている。彼が遺したマティス作品の大半は、ベルリンでのコレクション公開が始まった後、1990年代末からの数年間に取得されたものである。しかし、マティスの芸術に対するベルクグリューンの深い関心は、美術商時代の初期、1952年に画家と知り合って以来続いていた。彼はある時期まで、マティスの絵画8点を所有していたという。
Ⅶ 空間の中の人物像 ー第二次世界大戦後のピカソ、マティス、ジャコメッティ
展覧会の最終章は、第二次世界大戦後の時代に、20世紀の2大巨匠という評価を確立したピカソとマティス、そしてこの時代に円熟期を迎えたジェコメッティーの作品によって構成される。3人の芸術家は、既存の表現形式の破壊と創造を繰り返した末に、それぞれ独自の人間表現を見出していた。
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