水戸部七絵は、今回の個展に「I am not Object」というタイトルをつけた。セクシャルハラスメントやLGBTQ(性的マイノリティ)への偏見に抗議する言葉で、差別や偏見なく、他者という存在を全人格的に受け入れる彼女の制作姿勢が色濃く窺われる。と同時に、この言葉には、その際立った物質感ゆえに、ものとしての存在感を強く意識させる自作に対する自己言及も含まれている。
水戸部七絵
UBARTH
これはすごい!爆発している
もっと近づくと爆発力がわかるぞい
ご意見番
UBARTH
お手柔らかに・・
どーかのー
ご意見番
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個展作品紹介
「I am not Object」のタイトルはSNSで見つけた。昨年来のコロナ禍での制作において、水戸部は新たに〈Picture Diary〉というシリーズを手がけるようになった。絵に英文が添えられた文字通りの絵日記で、英文にはところどころ綴りのミスも見受けられるが、バンクシーやバスキアなど、アートに関するニュースの見出しから、アフガン少女の悲痛なツイッター投稿など、彼女の目と心に触れた日々の出来事が取り上げられている。
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