油絵作品製作シリーズ第二弾
人物画の続きのステップになります。
前回までで下描きで、『人物(メイン対象)』と『海(背景)』の
バランスを考えて配置しました。
そのバランスは作者の伝えたい内容・コンセプトによって変わります。
例えば、主張したい内容で、その後の作画プロセスが変わります。
①人物>背景 にする場合
メインモチーフである人物の顔、表情等で伝えたい感情(喜・怒・哀・楽など)
を表現します。その人の存在感、魅力を引き出すことが重要になります。
②人物<背景 にする場合
人物を包む背景により物語を作ります。背景に(舞台演出のようなもの)
完成後の作品を見た人が、まるでその場に居るような感覚になったり、
描かれた人物と同じ感情を享受する効果を狙います。
作品を製作する前に上記①、②を意識して構想しますが、
実際は①、②の比率を考えて構図のバランスを考えます。
今回の作品の場合の私のコンセプトは以下です。人物中心ですが、背景にも
役立ってもらいます。
◉ 初めての困難に対峙し不安だった少年が挑戦することを選んだ瞬間
・ 風、波、光の動きをメイン対象である少年、背景の海で表現する
・ 冷たさ暖かさとの対比を表す
これから、描き始めて、上記コンセプトに近づけているか都度チェックしたいと思います。
本日のプロセスは”STEP 4”です。

今回はここです。




本日はここまでです。ようやく、構図と方向性が決まりました。
今日はここまでです。記事が溜まったら、下記のようにHow to Paintingの特集でまとめる予定です。並行して他の作品も製作していますが、私の場合、長い期間を掛けて熟成させ仕上げていきます。乞うご期待。



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