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目次
デイヴィッド・ホックニー展
「DAVID HOCKNEY」
2023.7.22(sat)-11.5(sun)
東京都現代美術館
DAVID HOCKNEY展デイヴィッド・ホックニー展
現在で最も革新的な画家のひとりデイヴィッド・ホックニーの日本では27年ぶりとなる大型個展です。ホックニーは60年以上にわたり、絵画、ドローイング、版画、写真、舞台芸術といったジャンルで多彩な作品を発表してきました。本展は、イギリス各地とロサンゼルスで制作された代表作に加えて、近年の風景画の傑作〈春の到来〉シリーズやCOVID-19によるロックダウン中にiPadで描かれた全長90メートルにもおよぶ新作までおよそ120点によって、ホックニーの世界を体験いただける機会となるでしょう。
DAVID HOCKNEYデイヴィッド・ホックニー
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デイヴィッド・ホックニーは1937年イングランド北部のブラットフォードに生まれ、1964年ロサンゼルスに移住し、アメリカ西海岸の陽光あふれる情景を描いた絵画で一躍脚光を浴びました。現在はフランスのノルマンディーを拠点に精力的に作品を発表しています。2017年には生誕80年を記念した回顧展がテート・ブリテン(ロンドン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)を巡回。ホックニーは現代を代表する最も多才なアーティストのひとりとしてその名を確立しています。
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東京都現代美術館(WEBサイトより)
東京都現代美術館は、日本の戦後美術を中心に広く内外の現代美術を体系的に研究、収集、保存、展示するための機関として1995年3月に開館しました。 それまで東京には現代美術を総合的に常設で展示する美術館はなく、現代の美術動向を知ることのできる施設の設立が長く望まれていました。そのような中、当館は世界の現代美術を視野に入れ、変化の激しい現代の美術動向を広く紹介するものとして、1980年代に東京都により設立が構想されました。その際当館の核となったのは、1926年に開館以来、日本の同時代美術の発表の場として重要な位置を占めていた、東京都美術館の諸活動でした*。東京都美術館において展覧会等を通して形成された、およそ3,000点の作品と58,000部の貴重な図書資料は当館に引き継がれ、今日においてもさまざまな創造活動を歴史的に考究するにあたり、奥行きと展望をもたらし続けています。 現在、東京都現代美術館では、5,700点を超える収蔵作品と総冊数にして約27万点を数える図書資料に基づき、多彩な分野を横断する国内外の現代の創造活動を積極的に取り上げることで、美術の現在を捉えるさまざまな活動を展開しています。作品や資料の収集、コレクション展示、企画展示、教育普及、さらに美術図書室の各分野において幅広い層の来館者へ向けた工夫を重ね、相互に連携し合いながら、多様な価値観の時代にふさわしい美術の探求と振興に努めています。
MOTについて
東京都現代美術館は、常に動き続けるコンテンポラリー・アートを肌で感じることのできるスペースです。
アクセス
住所
〒135-0022 東京都江東区三好4丁目1−1
最寄駅
・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」B2番出口より徒歩9分
・都営地下鉄大江戸線「清澄白河駅」A3番出口より徒歩13分
・東京メトロ東西線「木場駅」3番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車
・都営地下鉄新宿線「菊川駅」A4番出口より徒歩15分、または都営バスで「東京都現代美術館前」下車
車で来られる場合
・首都高速9号深川線「木場」出口から約5分「枝川」出口から約10分
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駐車場もあります!(300円/1時間)
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立派なエントランス。中も広いです。
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THE ARRIVAL OF SPRING IN EAST YORKSHIRE春の到来、イースト・ヨークシャー
ホックにーがイースト。ヨークシャーの春の風景画に初めて取り組んだのは2006年のことである。そして2010年、晩冬から初夏にかけて刻々と移り変わっていく自然の様相は単一の絵画のみでは表現しつくせないと思い至り、「春の到来」という主題を複数の絵画で構成されるシリーズとして展示するという構想を抱く。なによりも、同年4月に入手したiPadがそれを可能にするのではないかと考えた。こうして制作されたのが、大型の油彩画1点とiPad作品51点のシリーズ〈春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォールゲート2011年〉である。油彩画は、2008年に自宅の屋根裏から移った大きなスタジオで制作され、記憶や想像力から自由に再構成した情景が色彩豊かに表現されている。他方、iPad作品(本店では大判サイズの12点を展示)は戸外で制作され、ブルドリントンとキラムのあいだを走る一本道をモティーフとしている。ホックニーは眼前の自然に身体を投げ出して、12月の木々の枝や地面の薄氷から、3月のやわらかな日差しの下で芽吹く草木、5月の青々と生い茂る葉が受けとめる強い光まで、日ごとに変化し続ける世界の広がりを、限りない喜びとともにとらえたのである。
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A YEAR IN NORMANDY ノルマンディーの12ヶ月
2013年、ブリドリトンからロサンゼルスに戻ったホックニーは、肖像画の連作やフォト・ドローイング等の制作に打ち込む。そして2018年10月ロンドンのウェストミンスター寺院のためにデザインしたsテンドグラスの除幕式に出席したのち、しばらくロンドンに滞在し、2019年3月、ノルマンディーに居を構えた。ギュスターヴ・クールベやクロード・モネ、ラウール・デュフィなど多くの画家に愛されたこの地で、移り変わる自然と「春の到来」という主題をさらに掘り下げようとしたのである。《家の辺り(夏)》と《家の辺り(冬)》は、蛇腹折りの小さなスケッチブックに葦ペンで描いた庭先の風景が、より大きく、より近くに見えるように拡大して展示されている。先例としたのはノルマンディーのバイユーに伝わる中世の刺繍画である。その長さ約70メートルの画面のどこにも消失点や影がないという特徴は、彼が長年関心を寄せてきた東洋美術の絵巻物における空間の描写と共通している。翌年、ウィルスの感染拡大に伴う世界的なロックダウンが続くなか、身辺の自然を変わらずひたむきに見つめたホックニーは、全長90メートルの大作《ノルマンディーの12ヶ月》に挑む。それは遠くから眺める絵ではない。絵画空間に我が身を浸しながら、その内側で大きく呼吸することも自由に歩きまわることもできる、そんな絵だ。
家の辺り(夏)
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家の辺り(冬)
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2021年6月10日ー22日、池の睡蓮と鉢植えの
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本日も最後までご愛読ありがとうございました。あなたの幸せ願っています。
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