ていへんだ、ていへんだ〜
落ち着きなよ。しかし、何時代の言葉だよ
同じ日に上海とニューヨークで商談が入ったんだよ。
移動時間の猶予は?
日本時間で2時間しかないんだよ
ふーーん。間に合うかもよ
えーーーーーっ!?
私は、予定の日に両方の都市で絵の個展を開きたい大富豪と面談を無事成功させたのである(妄想)。
その方法とは・・・
『スペースプレーン』
スペースプレーンとは?
スペースプレーンは通常のロケットとは異なり
翼をもち、宇宙空間を飛行する宇宙船のこと。
普通の航空機のように、滑走路から離陸・上昇し、
大気圏(地上約100km以下)を抜け、
一定の時間飛行後、大気圏に再突入し、
目的地の滑走路に着陸します。
使い切り型と比較し、輸送コストを大幅に低減できれば
宇宙を体験しつつ、航空機とは比較にならないほどの
移動の時間短縮が図れることになります。
民間企業の動き
ヴァージン・ギャラクテック社
民間企業で現在先行しているのはヴァージン・ギャラクテック社でしょう。
2021年7月11日、創業者のリチャード・ブロンソンも搭乗し、
有人試験飛行に成功しました。
スペースX社
電気自動車テスラで有名なイーロン・マスクが宇宙事業をリードする
スペースX社は100人乗りのスペースプレーンを開発中。
現在15時間かかる上海ーニューヨーク間を
約40分のフライト時間に短縮するそうです。(短い!)
ストラトローンチ・システムズ社
マイクロソフトの共同創業者 ポール・アレンなどが設立したストラトローンチ・システムズ社
は約120mの翼幅を持つ巨大航空機 ストラトローンチの計画が進んでいます。
空飛ぶロケット台として開発された飛行機で、機体に2つの胴体がついた
「双胴機」で、胴体の間に、様々ロケットなどを搭載し、射出可能です。
巡航高度35,000フィート(10,668 m)に達すると、1台以上のスペースプレーン
を発射。射出後スターンローチは滑走路に戻り
次のミッションのためリロードします。
全長は約73m、全幅は飛行機としては世界最大となる117m。
エンジンは6基搭載しており、その飛ぶ姿は圧巻です。
スターンローチから発射されるスペースプレーン構想の一つ
現在構想している「Talon-A」は、極超音速を実用できるように設計しており、
マッハ6で走行し、自動で離陸、着陸が可能になるとか。
超音速飛行中のデータを収集するための実験するため
早ければ2022年に試験飛行が実現すると発表しています。
Black Ice
・ブラックアイスは再利用可能なスペースプレーン高度な軌道上機能と貨物の輸送が可能。
Talon Z
・開発中
エンジン開発
スペースプレーンは特にエンジン技術の革新が重要なファクターです。
各国の開発状況
国内開発状況
日本にもスペースプレーンの開発に取り組んでいる会社として
PDエアロスペース(代表者猪川修治)は、有人有翼機のペガサスを開発しています。
ペガサスは弾道飛行によって高度100kmの宇宙空間に到達します。
特徴的なのは、パルス・デトネーション・エンジンを用い、
高度15kmまでは空気を利用したジェット燃焼を、
それ以上の高度では酸化剤を用いたロケット燃焼により
1つのエンジンで宇宙まで飛ぶ機体は世界でも唯一無二の存在感を示しています。
PDエアロスペース社は、全長5mの無人機で試験飛行を繰り返し、
2023年には全長15mの有人機の運用を開始することを目標としている。
PDエアロスペース社代表で緒川さんは、自ら開発し、特許も取得した
“燃焼モード切り替えエンジン”を武器に、以下をコメントしています。
素晴らしい技術とビジョンに
ANA やH.I.S.が資本提供したり、
JAXAとの共同研究のほか、多くの大学の研究室や企業が
事業パートナーとしてプロジェクトに参画しています。
今後も注目していきたいです。
「宇宙は、政府のものでも、お金持ちのものでもない。行きたいと思う人のものだと思うんです。だから、誰もが行ける料金で宇宙旅行を実現させたいのです。2023年に実現を目指している商用化では1人1400万円の料金を想定していますが、将来的には、日本からヨーロッパ旅行の費用と同じぐらい、1人39万8000円で宇宙旅行を実現したいと考えています。そうすれば、家族で宇宙に行けるようになる。子供たちに、眼下に広がる青い大きな地球を見せてあげたい」
宇宙港(Spece Port)
現在、世界各国で有人飛行用のロケットが開発され、近い将来
これらのロケットを利用し、宇宙旅行や、宇宙空間を使い人々が移動する
高速二地点輸送の実現のロードマップがひかれています。
国内宇宙港ビジョン
宇宙港には使用する人は勿論、ロケットを見るために多くの人が集まることが予想されます。
宇宙港には、ホテル・レストラン・ショップ・ミュージアム等も併設され
関連したビジネスも生まれると考えられます。
以下にスペースポートジャパンがサービスを紹介しています。
イメージ図見るだけでワクワクします。
早くみてみたい未来ですね。
5. Space Art Museum
個人的には、宇宙港建設の構想にある5 Space Art Museum が気になります。
ここに絵が展示される未来を夢見て、日々精進することを決めました。(2021.8.28)
本日もご愛読ありがとうございました。
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