宇宙に行くシリーズ第二弾、Blue Origin(ブルー・オリジン)社が提供する宇宙船で
地上から100kmの高さまで上がる宇宙旅行について調べてみました。
ルー・オリジン(Blue Origin)は、2000年に実業家のジェフ・ベゾス氏が立ち上げた宇宙企業です。
ベゾス氏ってあのアマゾンの創設者だって!
そう。アマゾンで得た莫大な資金を宇宙事業に投資しているよ。
ベゾス氏はご存知の方も多いと思いますが、世界最大のオンライン小売企業Amazonの創業者で、
且つ米有力紙「ワシントン・ポスト」のオーナーでもあり、
そして世界一の大富豪(世界で初めて資産が2000億ドルを超えた人物)としても知られる。
「人類が宇宙に進出し、活動の場とする」ことを目標にし、その手段として
その彼が、「エネルギー問題や環境問題から地球を守る」という理念を掲げ、
宇宙船「ニュー・シェパード(New Shepard)」、大型ロケットなどの開発、
スペース・コロニーを建造する構想も打ち出している。
スケールがでっか!
まさに民間レベルで未来を作ろうとしている世界のリーダーの一人。
世の中を変えたい意欲は感動的ですらあるよね。
個人的にはBlue Originのロゴがオシャレでいいっす!
旅行プラン
会社 | Blue OriginVirgin 社 |
宇宙船 | ・全長約18mの小型の宇宙船 ”ニュー・シェパード” ・サブオービタル宇宙船 ✳︎打上げ後弾道軌道を描いて高度約100km付近を飛行する ・機体はロケット部分の ”ブースター”と、 乗員・乗客が乗る ”クルー・モジュール”で構成 ・ブースターは、液体酸素と液体水素を推進剤とする「BE-3」 エンジンを1基装備、上昇から着陸までパイロット不要で自動運転 ・クルー・モジュールには最大6人が乗れ、科学実験装置も搭載可 ・コックピットに107cm×71cmの大きな窓 |
サービス使用時期 | 2021年は2回予定。2022年以降は増える予定 |
費用 | 一人/20万ドル(約2200万円) |
参加資格 | 健康な人であれば18〜82歳実績あり 今のところ身長制限がある!? |
準備期間 | 出発前に48時間の訓練あり |
出発港 | アメリカテキサス州ヴァンホーン近郊の民間発射場 |
・Amazonの設立者であるジェフ・ベゾスが設立した航空宇宙企業
・民間資本で宇宙旅行を大幅に安くし、且つ信頼性を高め、将来の有人宇宙飛行を目的としている
・ニュー・シェパードは小型宇宙船だが、大型ロケットニュー・グレンも開発中
運行プラン
ここからは、私が搭乗した時をイメージして記事を書きます。
全てフィクションです。ただし、イメージすることは夢実現に有効だと考えています。
ワクワクしますしね。
夢を五感でイメージする”夢妄想”は実現への近道
1.スペースシップ搭乗
とうとうこの瞬間が来た。
なんと、家族で貸切で予約が取れ、
晴れて本日、家族4人(私と妻、長女と息子)でニュー・シェパードに乗り込んだ。
ちょっと・・、というか大分出費は高かったが、
家族で貯めた貯金で末っ子である息子の成人式の記念に
宇宙旅行をプレゼントしたのだった。
大学で生命科学を専攻している息子は
将来、宇宙で海水魚を育てるための環境づくりを研究したいらしい。
月で飼育したマグロで寿司を食べる時代が
来るのはそう遠くない未来だと思いたいが、
宇宙で魚を養殖するのは相当な費用と研究が掛かるらしい。
まずは宇宙を見てみたい希望を叶えてあげる
その親心を分かってか、昨夜は遅くまで
久々に話し込んでしまった。娘は美容に悪いと
早々に寝てしまったが・・
フライト前に延48時間のトレーニング兼レクチャーを受けたが
メンバーが家族なので、緊張感がなく、教官に睨まれることが
度々あったが、最初に戸惑うことも
お互い茶化し合いながら
とてもリラックスして楽しい時間を過ごせた。
いい思い出である。
さて、現在にフォーカスする。
コックピットに入ると、解放されたテント内に
家族4人が円型にざこ寝をするような格好で席に座った。
パイロットはおらず、スピーカーから再度チェック事項
がアナウンスされ、それに従った。
デジタル音声によるカウントダウンはあっという間に
緊張している我々をよそに宇宙船はリフトオフ(浮上)。
Gに打ち勝って首を横にすると、外の地形がみるみる小さくなるのが
大きな窓から見えた。飛行機で浮上するのとは全く違う感覚で
一気に直上に浮上するアトラクションのようだ。
2.ブースターから切り離し
離陸後3分間。リフトオフからゴーーという音が続いていた。
ただし、予想よりはるかに静かなノイズで風景に見入っている我々が気づかない程度だった。
アナウンス、モニター情報からブースターが切り離されることが
分かり、身構えたが、自動運転は実に賢く
それはあまりにもスムーズだったので拍子抜けだった。
ただ、変化は歴然で、全く無音の状態となり、
地平線が丸く感じ、宇宙に手が届きそうな感動に集中できる
環境を提供してくれた。
3.ロケットエンジン点火し一気に高度100kmまで上昇
あっという間に離陸から7分経ち、地上から100kmの高度を超えたとアナウンスがあった。
いよいよ無重力体験だ。
4.高度100km到着
シートベルト外す前から、船内の細かいダストが浮いていたのを
見逃さなかった。およそ4分間だったが
宇宙遊泳の夢が叶ったと息子が
はしゃいでいたが、
実は私もと言いたいところ我慢した。
娘は後で自慢するんだって、船内専用デジカメ意外に
レトロ感のあるインスタントカメラ”チェキ”で写真を撮りまくっていた。
後で画像を拝借しようと一瞬思ったが
この感覚、高揚感をまずは五感で感じたかった。
カプセルが方向を変えるごとに眩しい太陽光が宇宙と地球の
ボーダーをくっきりと浮かび上がらせた。
名残惜しくも、既に飛行船は下降始めた。
後は無事に地上に帰るところまでが家族の目標だった。
下降を始めたロケットは3つのパラシュートを開いて速度を緩め、発射から約11分後に着陸する。
5.地上帰還
着陸時に土埃が激しく舞い、少々の揺れを感じたが、危なげなく無事帰って来れた。
息子、娘も冷静に興奮を抑えつつ若い時に体験することで
人生におけるヒントを何か掴んだようだ。
今日からスタートだ!と叫んでいた。
この宇宙旅行をプレゼントしてくれた宇宙、そして後押ししてくれた地球にありがとう。
最後に、この旅に最初は反対しつつも、本当は誰より大事にし、
家族の幸せに最善の配慮をしてくれた
妻に感謝しよう。ありがとう。
本日もご愛読ありがとうございました。
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