【写真家たちの新しい物語】
FUJIFILM SQUARE
Rieko Honma 写真展
「白昼夢」
2021年 12/17 ー 12/28
写真家として稀有な作品作りをしている本間先生の白昼夢展にお邪魔しました。
残念ながら先生にタイミング的に会うことができませんでしたが、
これまで見たことのないモチーフや構図を駆使した表現の妙。
失礼ながら、私の主戦場である絵画の世界との境界線を無くした作風に刺激を受けました。
半端ない表現力を持った写真家であり、空間をも演出してしまうアートプロデューサーですね。

白昼夢
夢と現実のように、形を持たない世界。
確かに存在するのに、
実態を持たない
不確かで曖昧なもの。
ふたつの世界を区切る、
その間に私はいる。
人の内面(心の中)と
外世界(現実世界)の
境界線とは。
現実が
境界線を超えてくることも、
心に秘めていた夢や、
抑えていた感情が
境界線から溢れ出すことも
あるだろう。
私にとって、
写真を撮ることは現実逃避の手段でもある。
どこか奇妙な空気感、
いびつさが持つ美しさ、
不完全であるがゆえの調和。
不可思議な夢のような描写は、
現実逃避願望のあらわれかもしれない。
プロフィール

Rieko Honma (りえこ ほんま)
2010年より独学で写真を表現手段に作品制作を始める。
「白日夢」「少女たちの脆さ、不安定さ」「心の中と現実の境界線」などをテーマに写真によって形のないものに形を与えたいと思い表現し続けている。
伊坂幸太郎著『バイバイ、ブラックバード』新装版(双葉文庫、2021年2月)や李琴峰著『星月夜』(集英社、2020年7月)など、小説の表紙にも多数採用されている。
私にとって、写真を撮ることは現実逃避の手段でもある。
どこか奇妙な空気感、いびつさがもつ美しさ、不完全であるがゆえの調和。
不可思議な夢のような描写は、現実逃避願望のあらわれかもしれない。
写真展



























cubeシリーズ




大好きなcubeシリーズです。人間の見えない殻を表現しているように感じました。

本間先生の世界観に浸ることができました。ありがとうございます。



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