ご来店有難うございます。いよいよ本日から開店いたします。構成としては、日日順、作品単位でご覧頂けます。How to と言いつつ直直脱線することもありますが、絵を描くことの楽しさ以外の感情も織り交ぜながら、絵を描いている方もそうでない方も何か感じることができるようコンテンツを充実させていきます。毎日を楽しんでください。
目次
The departure of the day
この作品は若いライオンが初めて海を見た瞬間(そんなことある?)を描いています。ライオンは刻々と変化する巨大で深い海に直面し、一瞬気が引き締まりますが、次の瞬間には目指す方向を決断し、まさに出発しようとしています。擬人的手法ですが、人が初めて出会った壁に対し、恐怖心から勇気に変わる瞬間を表現したいと考えて取り組んだ作品です。
まずはキャンパスの中でライオンの占める割合を大まかに決めます。
あくまで主役はライオンですが、バックとの面積比で主張のインパクト効果が変わってきます。
ライオンもある程度描き込まないとイメージがつかないため、意思の強さを伝える目と立髪部分を中心に描き込んで行きます。
一応、ライオンとバックの海を描いてみて、比率や海の波のデザインを決めます。
デザインが固定したら、後はひたすら描き込みます。
特にライオンの肌や毛並みは丁寧に。私は奥から、表面に向けて描き込んで行きました。但し、一回では上手く行かず、何度も描き直しています。これだけで2ヶ月くらい掛かっています。同じモチーフは当分良いかな。
海の色はオリエントブルーの絵の具をメインに使用。
ここまで描き込むまでは必死です。